フグの肝解禁
- HOME
- フグの肝解禁
フグ毒の真実
- 天然フグの中でも、ドクサバフグ危険性の高い毒をもっているものの、トラフグは比較的安全な毒を持っており、様々な毒を持つフグが存在します。
- また、養殖のトラフグは肝食が致死に至ることはないとされていて、養殖フグは確立された飼育方法では毒が検出されたことはありません。


陸揚げ養殖フグについて



天然河豚と養殖河豚との違い
- 天然河豚は毒の成分のある海草を食べるため肝の中に毒が蓄積される。
- 養殖河豚は人口餌で管理するため毒性がない。
なぜ陸揚げ養殖なのか?
海に囲いをしての養殖では毒性のある海草や生き物が流れてきて食べる可能性があり、少量の毒が蓄積される恐れがあるためプールで養殖し、徹底した管理をする。
フグの毒とは
フグ毒の作られ方
フグは食性によって毒を体内に蓄積します。海中のテトロドトキシンを多く含んだヒトデ、貝などの底生性生物をフグが食べることによって体内に蓄積されていきます。
毒を持つ理由
毒を持つ理由は、自己防衛以外にもメスがオスを誘うフェロモンの役割もあるそうです。
小さいフグほど猛毒
大きいフグは外敵が少ないため、小さなフグの方が猛毒が多いようです。
※一般的な知識でトラフグが一番猛毒と思われているが、上記のとおりトラフグは比較的安全な種です。
大分特区としてのテスト解禁
大分では河豚の肝を全国で唯一食べられるという風潮がありますが、そんなことはありません。
食品衛生法に基づいて許可など出せないのが現状です。
調理、販売した者は罰せられますが、自己責任で食べて亡くなったりした方については罰則がありません。
その事故について、料理店は完全なフグの料理を出せなくなっています。
日本古来の伝統的な料理に主役である肝が食べられないのは、残念です。
ここはトレサビリティをシステム化し大分からの復活に力を注ぎたいです。
※トレサビリティとは飼育から加工、製造、流通などの過程を明確にすることです。
FDA取得について
- FDA(アメリカ食品医薬品局)に申請・取得
- 毒性検査機械の導入も含めたシステムの構築(米国製)
- 毒性検査をパスしたものを製品化する
日本から輸出、製品化ができない場合は許可が出る国で養殖も視野に入れる
費用・取り組みについての流れ
- FDA取得の会議
- 特区でのテスト提供の調査・県条例申請(大分県)
- 米国・日本国内の毒性検査機械の購入(FDA直)
- 養殖事業者の決定(ミツイ水産)
- 輸出入についての調査(厚生省、農水省)
- 国内外の販売・卸についての打ち合わせ(全日本司厨士協会)
- 大分県にてフグ肝の提供
- 輸出
取り組み初期2,000万(初期経費込)
別途FDA・機械購入費用1億円各契約費用弁護士費用申請費用など

